クラス紹介

12月20日

【講義】台詞劇は西洋からの輸入物!日本人が演技トレーニングをモノにするには?

講師|八木 延佳
日時|12月20日 10:00~12:30

世界標準の俳優訓練法「スタニスラフスキー・システム」(有機的行動の法則)の考え方と成り立ち、派生した演技法の特徴、ロシアの国立演劇大学の現状を映像を使いながら、クラス前半で紹介します。
クラス後半では、西洋の演技術を日本人の身体性にマッチさせるために〝氣〟を意識した演技訓練を体験してもらいます。

メソッド・技法紹介

歌舞伎という「音楽劇」しかなかった日本に、明治の開国とともに「台詞劇」が輸入されました。それは、古来の日本人の身体表現とは違う「近代化」された表現でした。
土台となる「スタニスラフスキー・システム」は【有機的行動の法則】と呼ばれ、〝自然〟に〝行動〟することが求められます。
歌舞伎で情感を様式で表現してきた日本人には異質であり、習得するには日本人自身が「近代化」をする必要があると言えます。

「役を生きる」を実感!スタニスラフスキーシステム実践トレーニング

講師|田中 徹
日時|12月20日 13:30~16:00
メソッド|スタニスラフスキーシステム


演技において最も大切なのは「真実に生きること」。
スタニスラフスキー・システムは、感情や思考を単に再現するのではなく、役の目的や状況を身体と心で実際に体験するための道筋を与えてくれます。
本クラスでは、以下の要素を中心に体験します。

「マジック・イフ」:自分がその状況に置かれたらどう行動するか?

「目的と行動」:役が何を求め、どのように行動するか?

「与えられた状況」:台本から役を生きるための具体的条件を掘り下げる。
短いテキストや即興を通じ、頭で考えるだけではなく、身体のレベルで役の真実を感じ取る稽古を行います。

メソッド・技法紹介

スタニスラフスキー・システムは、近代演技術の礎を築いた世界的に有名な演技法です。「与えられた状況」「目的」「行動」「もし〜なら(マジック・イフ)」などの分析を通じて、役を深く理解し、俳優自身の内面と外的行動を一致させます。
この体系は、単なる「演じる」ことを超えて、俳優が舞台やカメラの前で「本当に生きている」ように見せることを目指しています

「瞬間瞬間を生きる」観察から生まれる演技

講師|西村 壮悟
日時|12月20日 16:30~19:00
メソッド|マイズナーテクニック

演技において「瞬間を生きる」という言葉が聞かれます。ではそうするために具体的にどうすれば良いのか?また、なぜ「瞬間を生きる」ことが演技でどう役に立つのか?
マイズナーテクニックの基礎を使って探求します。


メソッド・技法紹介

アメリカの演技教師サンフォード・マイズナー(1905–1997)が確立した俳優訓練法で、世界中の養成機関で広く教えられています。基本となる考え方は「俳優として何が起こるかは、自分の内面ではなく、相手が何をするかによる」。基礎となるリピテションエクササイズを通して、俳優の意識を外に向けさせ「与えられた状況を真実をもって生きる」ことを目指します。

12月 21日

本来の能力を妨げているのは「自分の習慣化されたやり方」
どうアプローチするかを学ぶ「引き算の美学 」

講師|八木道代
日時|12月21日 10:00~12:30
メソッド|アレクサンダー・テクニーク


本来の能力を妨げているのは
「自分の習慣化されたやり方」
それを捉え直し、どうアプローチするかを学ぶ。引き算の美学を探求します。

メソッド技法紹介

 F.M.Alexander(1869~1955)により確立された方法論。日々訓練を重ね、努力をしても、思い描くように活動できないことがあります。実はこれは、長年蓄積された習慣的な動き、考え、反応などが邪魔をしているのですが、日常の中で気づくことは容易ではありません。レッスンでは、機能、バランス、緊張、習慣などへの理解を深めながら「より良い自分の使い方」を探求していきます。効率よく、効果的に活動するためのメソッドです。

思考する身体の芸術|ドラマを描くカラダを磨け

講師|巣山賢太郎 タニア・コーク
日時|12月21日 13:30~16:00
メソッド|コーポリアルマイム 


20世紀フランス演劇界の巨匠であり、近代マイムの父と称されるエティエンヌ・ドゥクルーが構築した役者芸術「コーポリアルマイム」の初心者向けクラス。舞台での立ち方、歩き方、身振りや動作の仕方を工夫するための知識と技術を学び、劇的で美しい演技を導いていきます。役者、ダンサー、パフォーマーなど、身体で演じることに興味のある方はどなたでもご参加いただけます。経験不問。

メソッド・技法紹介

コーポリアルマイムは「演劇の本質は役者であり、役者の本質は身体である。よって演劇は身体の芸術である」という理念から、戯曲ではなく、役者の身体を主体とした新しい演劇のあり方を提示しています。
コーポリアルマイムのトレーニングは役者が技術力に裏打ちされた創造性を発揮することを促し、自らの演技を洗練させることを目的としています。その様式化された演技は美を具現する芸術として役者独自の芸術を確立するものです。


身体は全部知っている!
動きから想像性がわきおこる演技トレーニング

講師|秋江 智文
日時|12月21日 16:30~19:00
メソッド|マイケル・チェーホフテクニック


 演技の基礎には、「心が身体のように、身体が心のように動く」という心身の一体感があります。
 これにより、内面の感情はより豊かに表現され、外からの刺激や動作はより直接的に心に働きかけてきます。
  マイケル・チェーホフ・テクニックの中心にある「サイコフィジカル・エクササイズ(心と身体の連動を促すエクササイズ)」を通じて、俳優に必要な身体の土台を見つけ、テキストを用いながらその効果を探求していきます。

メソッド・技法紹介

チェーホフは、自身の演技経験や、人を鋭く観察することを通して、心身や想像力を磨く俳優のためのトレーニングだけでなく、「心理的動作(サイコロジカルジェスチャー)」「雰囲気(アトモスフィア)」といった、役者の能力を引き出すための実践的なツールを考案しました。

 その特徴は想像力や動きを通して役を見つけていくもので、型にはまった演技に陥ることなく、よりクリエイティブで自由な演技ができることを可能にします 。